マックで使える製品の紹介:玄蔵 Duo (GW3.5MX2-SIU/CB)

玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
Mac product review






アップル社が数年前からデスクトップ・コンピュータにSATA (シリアルATA) のハードディスク・ドライブを搭載していることは、ご存知だと思います。何年もマックを使っているとSATAのハードディスク・ドライブを交換することもあるかと思います。そんな時に重宝する製品がハードディスク・ケースです。ハードディスク・ケースを使うことにより、必要のなくなったハードディスク・ドライブを外付けHDとして使うということです。

さてSATAドライブに対応する最近のハードディスク・ケースの接続方式で圧倒的に多いのがUSBです。次に多いのが。。。FireWireと言いたいところですが、実際のところがeSATAのようです。アップル社はまだeSATA対応の製品をだしていないので、Mac Pro意外でeSATA接続のみのハードディスク・ケースを使うことは不可能でしょう。そしてFireWire接続のケースですが、SATAドライブ対応の製品は何故かあまりありません。そこで今回紹介するのが、玄人志向から販売されている玄蔵 (くろぞう) Duo (GW3.5MX2-SIU/CB) です。(図01参照)





玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
図01: 資料元 – マックハウス
  玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
図02: 資料元 – マックハウス






まずこの製品の簡単な特徴を紹介しておきましょう。この製品の接続方式はIEEE1394a (FireWire 400) 及び USB 2.0/1.1ですので、Mac Pro意外のコンピュータ、iMac、Mac miniでも使うことができます。そして最も目に留まる特徴が、この製品はSATAのハードディスク・ドライブを2機収納可能なことです。例えば、iMac G5 2GHzに搭載されていたWestern Digital社製の160 GBハードディスク・ドライブがあったな〜。それとこのiMac (iMac 2.8 GHz Core 2 Duo)に元々搭載されていた、これまたWestern Digital社製の320 GBのハードディスク・ドライブも使わずに放置されている。ということで、その2つの内蔵ドライブを玄蔵 Duoに収納して、FireWire接続でこのiMacに繋げてみると。。。その結果は図02にあるように、SATAドライブを個々にマウントすることができます。そして価格が安いにも関わらず、玄蔵 Duoには冷却ファンがついているので、一応の熱への対策もされています。(図03参照)FireWireポートが2機搭載されているので、デイジー・チェーンで他のFireWire製品に繋ぐことももちろん可能です。(FireWireケーブルは1つしか付属していないので注意。) 





玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
図03: 資料元 – マックハウス
  玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
図04: 資料元 – マックハウス






ところでハードディスク・ドライブを個々に使わないこともできます。つまり、複数のドライブを単体として扱うことは可能です。Redundant Array of Inexpensive Disks 又はRedundant Array of Independence (RAID) 或はJBODの方式を使うことです。図04にあるように、ハードディスク・ケースの内部を覗いてみると、小さなジャンパピンが2つあります。最初に箱を開けると、どちらかのピンにカバーがされています。このカバーをどちらにもつけなければ、個々のハードディスク・ドライブが単体として認識されます。このカバーをJP4にかぶせると、2つのドライブがJBOD (concatenation) により単体と扱われます。つまり理論上は個々のハードディスク・ドライブをただ数珠つなぎにしたような形です。またJP3にカバーをつけることにより、2つのドライブがRAID0により単体と扱われます。尚、JBOD/RAIDを使うにはDisk Utilityで両ドライブを再フォーマットする必要があります。





玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
図05: 資料元 – マックハウス
  玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
図06: 資料元 – マックハウス
  玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
図07: 資料元 – マックハウス






それでは簡単にハードディスク・ケースの組み立て方の手順を説明します。ケースの内部を開けてみると、灰色のブラケットがあるのがわかります。(図05参照)内蔵ハードディスク・ドライブを収納するには上部にある4つのネジを外して、まずブラケットを取り出します。付属している小さな袋に2種類のネジが入っています。大きい方のネジを使い、内蔵ハードディスクをブラケットに取り付けます。(図06参照)ここまでは特に難しい作業ではありません。更に、シリアル・ケーブルと電源ケーブルが2組あるので、それぞれのドライブに接続します。最後にハードディスクを装着したブラケットを箱に収め、そして最初に外したネジで固定します。(図07参照)尚、これまでの作業にはプラス・ドライバーのみが必要となります。そうそう。。。必要であればケースにフタをして、袋に入っているもう一種類のネジで固定してください。(フタは図3の右端に見える。)

ところで、マック・ユーザーの中には収納されたハードディスクにOS Xをインストールしたいという人もいるでしょう。果たしてそれは可能なのか。結果を先に言えば、それは可能です。まずはGUID Partition Tableを選択した後に(Intel Macの場合)、OSをインストールしたいドライブをフォーマットします。(図08参照)そしてインストールDVDから起動してみると。。。GUID Partition Tableでフォーマットしたドライブにインストール可能な印が現れます。(図09参照)後は指図されるままにOSをインストールします。図10にあるように、起動ディスクが160 GBとあります。つまり玄蔵 Duoに収納された内蔵ハードディスクの1つにMac OS X 10.5.2がインストールされ、そのドライブが起動ディスクとしてこのiMacが立ち上がっていることになります。





玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
図08: 資料元 – マックハウス
  玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
図09: 資料元 – マックハウス
  玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
図10: 資料元 – マックハウス






玄蔵 Duoは価格が安いので、あまり多くのことを期待しない方がいいでしょう。ハードディスク・ケースの作りは何と言うか、幼稚園児が使っているようなお弁当箱のようです。ケースの板が薄いプラスチックのようなものでできています。ケースのふたはこれまた安く作られていて、薄い真ちゅうのようなものでできているようです。内蔵ハードディスク・ドライブが2つも入って、更には冷却ファンも動いていれば、このハードディスク・ケースがかなりの音を発するというのも仕方のないことでしょう。





玄人志向 玄蔵 Duo GW3.5MX2-SIU/CB
図11: 資料元 – マックハウス






玄蔵 Duoで一番の残念な点は、ハード・ドライブのアイコンを排出してもハードディスクの電源が切れないことです。例えば、FireWireで接続されたドライブを図11のように排出するとします。当サイトで使っている他のFireWire接続の外付けHDだと、この時点でドライブへの電源が遮断されます。もしその時点でDisk Utilityを起動すると、また外付けのハードディスクが動き出す、といった次第です。玄蔵 Duoの場合は、ハード・ドライブのアイコンを排出してもドライブへの電源は繋がったままです。そうなると、本当にこの時点でハードディスク・ケースの電源を切っていいのか、と不安になる人もいるでしょう。






長所

1. 安い価格の割に冷却ファン付き。
2. USBとFireWireそれぞれの接続ケーブルが付属。
3. Mac OSをインストールそして外付けからのシステム起動が可能。

短所:

1. ドライブを2つ入れれば当然のこと、冷却ファンもあるため、かなりの音を発する。
2. 箱に指紋とちり・ほこりがつきやすい。(図01参照)
3. ドライブをunmountとしても電源は入ったまま。
4. 電源スィッチが下にあり、届きにくい。
5. 製造元のサポートは皆無。





  • 製品名: 玄蔵 Duo (GW3.5MX2-SIU/CB)
  • 製造元: 玄人志向 (www.kuroutoshikou.com)
  • 対応システム: IEEE1394a或はUSB 2.0/1.1で接続可能なPC(Windows 2000/2000/XP/Vista)又はMac(Mac OS X 10.3以上)
  • 付属品: 本体、電源アダプター、USBケーブル、FireWireケーブル (6 pin to 6 pin)、ネジ袋、マニュアルCD
  • 保証: 1å¹´
  • オンライン販売価格: Â¥6,175 (消費税込み) ~





  • 関連資料

    Wikipedia: Standard RAID levels
    Wikipedia: RAID






    * ここで紹介する製品はマックハウスが独自で購入したものです。ここで紹介することに対する見返りはどなたからも受けていません。

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